自己治癒力とイメージ
わたしは、自己治癒力というのに興味をもっていて、なんかこのもやもやする興味をすかっと解決してくれる本はないものか、と古本屋をうろうろしておりましたら、「自己治癒力イメージのサイエンス」という翻訳ものの本を見つけたのです。
ざっくり本の内容を要約しますと、イメージすると病気は治っちゃうよって内容です。
まさか~って感じですが、この本は、具体的な症例をていねいにていねいにあげていき、かなり説得力のある形で、自己治癒力について論理的な考察がしてあるのです。
わたしが自分の経験から考えていた「人には自分の病気を治す力があるんじゃないかな~」という疑問に、かなりはっきりした答えを出してくれるものでした。
本の中は、目からウロコじゃなくて、目がウロコって感じの仰天エピソードがてんこもり!
例えば…
1.イメージで死んでしまった女性のはなし
乳房のがん検査で、初期のがんが見つかった女性がいた。
その女性は、家族や医者が驚き見守る中、検査結果が出てから数時間のうちに亡くなってしまった。この女性の亡くなった原因はがんではない。なぜなら、初期のがんでは死ぬことはないから。
実は、この女性は、過去に母親をがんで亡くしていて、苦しむ母親を看取(みと)ったという経験をもっていた。そのイメージが彼女の頭に再現され、彼女の体の器官のはたらきを止める方向にはたらき、死に至ったのだった。
⇒悪いイメージは、身体のはたらきを止めるほどのダメージを与える
2.イメージすると劇的に早く治るはなし
手術を受けて、予定より早く回復した患者がいた。
その患者は、ベッドで横になりながら、たくさんのイメージを思い浮かべ、想像力で自分が治るようにはたらきかけたという。
また、ある看護師は、スキーで骨折した際に、骨折したところがつながるイメージをくりかえし思い描き、驚くほどの早さで回復した。
⇒イメージすると、病気が早く回復する
じゃあ、なんでもイメージするといいかというと、そうではないようです。
3.まちがったイメージをして病気が悪化した女性のはなし
白血球を白い騎士(きし)にたとえてイメージしていた患者のがんが治った、という話を聞いた関節リウマチの女性が、自分も、と思い、白血球の白騎士のイメージをくりかえし思い描いた。
しかし、病気が悪化した。関節リウマチは免疫系の病気だから、白血球が過剰に反応すると、病気が悪化する結果となったのだった。
⇒正しくイメージしないと、病気は治らない
つまり、正しくイメージすることが、病気の治療につながるということのようです。
それには、言葉よりも、シンボルや儀式が有効なんだそうです。
ここからは、本の内容から離れます。
わたしは、「じゅもん」というのは、イメージを呼び起こすものなんじゃないかなー、と考え、自分で開発しようと試みています。
とりあえず、自分の腹痛を治す「じゅもん」を考えて実践しているのですが、
「ツッルツッル、スールスル♪」「ツッル、ツッル、スールスル♪」
(お腹のなかの悪いのがなくなって、ツルツルになるイメージね)
というのを思いつきまして、家でくちずさんでいました。
すると、なんだか夫のお通じがよくなったようです。
このじゅもんは、どうやらちがう効能だったみたい。また、新しいじゅもんを考えます。
今日は、これでおしまい。

