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「始めよう。瞑想」を読んだ

『始めよう。瞑想』という本を読みました。(光文社刊、宝彩有菜〔ほうさいありな〕著)
日常的にできる瞑想(めいそう)のやり方が書かれている本です。
瞑想するといいよって聞いたことがあったので、どんなものかと思って読んでみたのです。
著者の宝彩さんは、徹底的に瞑想のことを調べ、自分の頭で考え、経験を積んで、独自のやり方を獲得されています。
瞑想に入る前にとなえるマントラ(じゅもんみたいなもの)も自分でつくられたものです。
手でむすぶ「印」の解釈も独特です。「印」は人差し指と親指の先を軽く合わせて輪っかをつくるのですが、眠りに落ちるとこの輪っかがはずれてしまうため、眠ってしまうことを防ぐためのものではないかと考えられています。
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瞑想は長い年月を経るうちに、人の解釈が加わったり、本来の意味が失われてしまったり、余計なものが加わったりしてきたのだと思います。それを、すっきりさせ、必要なものを自分なりにアレンジしたのが宝彩さん流の瞑想のやり方のようです。
瞑想の効用についても、いろいろ挙げられています。発想が豊かになったり、企画力が上がったり、交渉力がついたりするそうです。瞑想すると、頭の中が整理されて、アイデアが浮かびやすくなり洞察力が上がるために、こういう効用が出てくるのだとか。
ビジネスや研究で成功をおさめたいと思っている人には、ぜひ身につけたい能力です。
瞑想する人にこういう力がそなわるなら、瞑想する人としない人の間で瞑想格差みたいなものが生まれるんじゃないかと思いました。
でも、瞑想ってたぶんそういう実用的なものだけではないと思います。瞑想の効用には、「ほがらかになる」というものもあるそうです。わたしは、これはいいなあと思いました。
毎日ほがらかな気分で暮らすことができれば、それは幸せってものでしょう。
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瞑想するのは少しの時間でもよいって書いてありましたので、わたしも毎日数分だけですが、瞑想にチャレンジしています。
その結果、「本を読みたくなる」「映画を観たくなる」という変化が起こりました。今まで、本を読んでもなかなか読み進まない、映画もあまり観る気がしない、という状態だったのですが、新しいものが入るようになったのです。瞑想して頭の中が整理できたのかな? と想像しています。
家にいても簡単にできるので、少し、瞑想を続けてみようと思います。
今日は、これでおしまい。