あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

お灸のふしぎな5段階

家で時々、お灸(おきゅう)をすえます。 わたしは、小さいころから大病はしないがいつもどこか調子が悪いという身体の持ち主で、その体調不良をツボ押しやらでなんとかしのいできたこともあり、以前に鍼灸(しんきゅう)治療院へ長く通っていたこともあり、ツボの位置がわかるのです。

だから、肩こったとか、胃が痛いとか、つかれたとかいったときには、いつでもお灸をすえられるように、「せんねん灸」を常備してあるのです。 この「せんねん灸」なのですが、これにはランクがあります。初心者向けの弱いお灸から、超玄人向けの強いお灸まで5段階に分かれています。 その分かれ方が変なのです。

●せんねん灸のランク5段階

強さ

12345
タイプソフトレギュラーみそしょうがにんにく
イメージ竹生島伊吹湖国八景近江
ちくぶしまいぶきここくはっけいおうみ
おそらく、その5段階は、タイプ(強さ)とイメージ(地域の名前)というふうに分かれているのだと思います。 が、タイプが、ソフト⇒レギュラー⇒みそ、という流れが、理解できません。 さらに、みそは調味料だし、しょうがやにんにくは薬味です。統一感はどこに求めればいいのでしょう。 しょうがよりにんにくが強いというのはイメージとしてわかるけど、じゃあ、みそは何なんだということになります。

ちなみに、うちはレギュラー〔伊吹いぶき〕を使用しています。 きっと、こういうことを言うためにあるんでしょうね。 「俺はしょうが〔八景はっけい〕を使ってるよ」 「やるねえ、うちはみそ〔湖国ここく〕だよ」 「シゲさんはにんにく〔近江おうみ〕だってよ」 「負けるねえ」 ……というふうに。

「せんねん灸」は薬局で手軽に手に入れることができます。中には、全身のどこにツボがあってどんな症状に効くのかということが書かれた説明書が入っています。 お灸には禁忌(きんき)…例えばお灸をすえちゃいけないツボとか、お灸をしちゃいけないタイミングとか、があるのですが、この説明書を読んですえる分には安全に使用できそうです。

どうでもいいことですが、「せんねん灸」のゆるキャラは、キュー子ちゃんといいます。

今日は、これでおしまい。