猫に起こされた話
これは、先々週のお話です。
「いつまで寝ているんだ」
という声がして、目が覚めました。
すると、わが家の飼い猫なっちゃんの顔がばーんとあったのです。時計を見ると、7時です。
▲写真はイメージです
(ぼくについてきなさい)
というふうに目くばせすると、なっちゃんは歩きはじめました。わたしは、眠い目をこすりながら、なっちゃんの後についていきました。
なっちゃんは、自動給餌器の前まで行って、わたしのほうにふりかえりました。
わが家では、現在、5:00、11:00、17:00、23:00の4回に分けてエサをやっています。
5:00のエサは、自動給餌器であたえます。
自動給餌器は、きちんと5:00に回っていて、エサが食べられる状態になっていました。エサが出てないから起こされたというわけではなさそうです。
すると、なっちゃんは、ごろんとお腹を出して転がって、
(このフードは気に入らないから、かえてにゃん)
とうったえてきたのです。
▲写真はイメージです
しかたなく、わたしが別のフードを皿に出してやると、はぐはぐといきおいよく食べたのでした。
夢の中で「いつまで寝ているんだ」って声がしたのは、いったい何だったのでしょうか。もしかして……
ニャ、ニャンパシー!?
なっちゃんは、しぐさや表情で自分の気持ちを相手に伝えるのが得意です。しかし、夢の中まで自分の気持ちを伝えることができるとしたらおどろきです。
その能力を使って朝の4時やら5時やらにわたしを起こさないよう、いのるばかりです。
今日は、これでおしまい。