あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

パシフィック・リムのくたびれ感がたまらない

映画『パシフィック・リム』を観に行ってきました。面白かった~。 2013年、突然海底から現れ始めた怪獣たち。それらと戦うべく人類は巨大ロボ「イェーガー」をつくりだし、人類 VS 怪獣の戦いが太平洋の海岸線でくりひろげられる、というお話。 この巨大ロボ「イェーガー」が2人乗りってところがポイントで、パイロットの過去と人間模様がさまざま描かれます。 この映画の何がいいかといいますと、ずばり「汚れ!」です。映画の頭に戦闘シーンがあるんですが、ロボに乗るときにパイロットが着るスーツが使い込んだというよりくたびれた感じなんです。登場人物が怪獣と戦いはじめてからの時間の経過がこの描写でわかるってものです。 ロボもはがねを貼り合わせましたーって感じの1点もの。戦いの歴史がロボの仕様を見るとわかるという…。そのあたり、感心しながらわくわくして見ました。 pacificrim.jpg ▲イラストは、イメージです こういうくたびれ感のある機械たちって、「スター・ウォーズ」の最初のシリーズみたいで、好きです。わたしは「スター・ウォーズ」ではハン・ソロが乗っている「ファルコン号」が大好きなんですが、あのくたびれ感に共通するものを感じました。最近はCGでつくったぴっかぴかのロボとかメカが多くて、物足りなかったけど、今回のは、汚かった! しかし、その手作り感がいい!! でも、本編を見ると、こりゃー、ロボもスーツも汚れるでしょうって戦いぶりなんです。なにせ、海岸線を守ってますので、海で戦うシーン満載ですから。パイロットへの衝撃も大きいのなんの。 握りこぶしつくって、力みながら見ました。随所に笑いのポイントもあって、映画館ではけっこうみんな声出して笑ってました。テンポよく駆け足のところが多くって、あと30分長くってもよかったのに、という印象です。もっと見ていたかった! だから、続編を望む声があちこちであがってるんでしょうね。これは、続編が出たら、見たいかも。 もう上映終了近いですが、おすすめです。 今日は、これでおしまい。