タコのはなし
スーパーの鮮魚コーナーでタコがたくさん売られていました。
「半夏生(はんげしょう)にはタコを食べよう!」と書かれていましたので、お店の方に聞いてみました。
「半夏生には、タコを食べるものなんですか?」
「そうらしいわねえ」
「どうしてなんでしょう?」
「足が広がっていて、縁起がいいからかしら」
とのこと。なんとなく、ふに落ちません。
家に帰ってから少し調べてみました。
半夏生とは、七十二候(二十四節気をさらに細かく分けたもの)のひとつで、太陽暦では7月2日ごろにあたります。「半夏」とは、ドクダミ科の薬草のことです。それが生える時期なので、「半夏生ず」→「半夏生」とよばれるようになったようです。
角川書店の「俳句大歳時記」では、古典に「この日に摘んだ野菜のたぐいは食べない」という記述があることが紹介されていますが、タコについては何も書いてありません。
何かのキャンペーンをして物を売ろうというのはわかるのですが、だんだんニッチになってきて、毎日がキャンペーン、毎日がお祭りというふうになってきているように思います。
まあ、いろいろな物を食べるのが健康にはいちばんいいんでしょうね。今年はタコが安いので、家計も大助かりです。
わが家では、タコと松前揚げ(ふかふかした油揚げ)を入れて、たこ飯を炊きました。
今日は、これでおしまい。
※今日のイラストは、「いらすとや」さんからお借りしました。
しょうがご飯
今日は、「新しょうが」がありましたので、しょうがご飯をたきました。
新キャベツ、新じゃが、新たまねぎ……と野菜の頭に「新」がつくと、おいしさがマシマシになるのが世の常ですが、新しょうがもその例にもれません。みずみずしくて、歯触りがさっくり、よい香りがして美味です。
新しょうがは6月くらいからスーパーなどに出回り始めますが、これはハウス栽培のもので、本当の旬は秋だそうです。そういえば、「生姜」は秋の季語ですね。
しょうがご飯のレシピは、こんな感じです。
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お米………2合
水…………2合
しょうが…2かけ(細切り)
塩…………小さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/2
こんぶ……3センチ×5センチくらい
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材料のすべてを土鍋や炊飯器に入れて、軽く混ぜて、ふつうにたくだけ。とっても簡単!
できあがると、部屋中にしょうがのさわやかな香りが広がります。
もしスーパーで新しょうがを見かけたら、しょうがご飯はいかがでしょうか。
今日は、これでおしまい。