あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

猫に気づかされる

この時期になりますと、わが家の飼い猫「なっちゃん」は、なぜか壁をじっと見たり、何もない空中を目で追ったりします。
お盆だから、うちのご先祖様が来ているのかしら。
人間には見えませんが、なっちゃんには見えているのかもしれません。
Obon.jpg
お仏壇の「はせがわ」のホームページによると、お盆は「いのちのつながり」を確認する行事だそうです。
それなのに、今年はご先祖様を何のおかまいもせずに帰してしまいました。
せっかく来てくれているのだから、来年からはお盆の準備をちゃんとしようと、空中を目で追っているなっちゃんを見て思ったのでした。
今日は、これでおしまい。

タコのはなし

スーパーの鮮魚コーナーでタコがたくさん売られていました。
半夏生(はんげしょう)にはタコを食べよう!」と書かれていましたので、お店の方に聞いてみました。
半夏生には、タコを食べるものなんですか?」
「そうらしいわねえ」
「どうしてなんでしょう?」
「足が広がっていて、縁起がいいからかしら」
とのこと。なんとなく、ふに落ちません。
octopus.png
家に帰ってから少し調べてみました。
半夏生とは、七十二候(二十四節気をさらに細かく分けたもの)のひとつで、太陽暦では7月2日ごろにあたります。「半夏」とは、ドクダミ科の薬草のことです。それが生える時期なので、「半夏生ず」→「半夏生」とよばれるようになったようです。
角川書店の「俳句大歳時記」では、古典に「この日に摘んだ野菜のたぐいは食べない」という記述があることが紹介されていますが、タコについては何も書いてありません。
そこでウィキペディア先生に聞いてみますと、兵庫県あたりの地方では、田んぼに植えた稲がタコのようにしっかり根付くことを願って半夏生にタコを食べる風習があるそうです。
その風習に乗っかり、兵庫県の明石ではタコのPR活動として「半夏生にタコを食べよう」というキャンペーンを行っているんですね。
何かのキャンペーンをして物を売ろうというのはわかるのですが、だんだんニッチになってきて、毎日がキャンペーン、毎日がお祭りというふうになってきているように思います。
まあ、いろいろな物を食べるのが健康にはいちばんいいんでしょうね。今年はタコが安いので、家計も大助かりです。
わが家では、タコと松前揚げ(ふかふかした油揚げ)を入れて、たこ飯を炊きました。
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今日は、これでおしまい。
※今日のイラストは、「いらすとや」さんからお借りしました。

出てますよ

わが家の飼い猫「なっちゃん」の写真を整理していたら、舌を出して寝ている写真が出てきました。
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↓こちらが、口元をズームアップした画像です。
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▲なんじゃこりゃあ!
この写真を撮ったあと、出ている舌がチロチロ動いたのです。何かおいしいものを食べている夢でも見ていたんでしょうか。
今日は、これでおしまい。

今年の梅雨もよう

今日、関東では久しぶりにまとまった雨が降りましたが、今年の梅雨は例年に比べ、雨の量が少ないように思います。夕方にざっと降ってすぐ上がる、という日が多かったような……。
それと関係しているのか、今年は咲いているあじさいの花がみんな小ぶりです。あじさいの色は、土の酸性度によって決まるという話は聞いたことがありますが、花の大きさは雨の量と関係があるのかもしれません。
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梅雨は、「うっとうしい」と表現されることもありますが、農家の方にとっては恵みの雨です。
じめじめしたいやな雨も、おいしい野菜が育つためと思えばありがたいものです。
からっと晴れた夏が待ち遠しいですね。
今日は、これでおしまい。

しょうがご飯

今日は、「新しょうが」がありましたので、しょうがご飯をたきました。
新キャベツ、新じゃが、新たまねぎ……と野菜の頭に「新」がつくと、おいしさがマシマシになるのが世の常ですが、新しょうがもその例にもれません。みずみずしくて、歯触りがさっくり、よい香りがして美味です。
新しょうがは6月くらいからスーパーなどに出回り始めますが、これはハウス栽培のもので、本当の旬は秋だそうです。そういえば、「生姜」は秋の季語ですね。
しょうがご飯のレシピは、こんな感じです。
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お米………2合
水…………2合
しょうが…2かけ(細切り)
塩…………小さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/2
こんぶ……3センチ×5センチくらい
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材料のすべてを土鍋や炊飯器に入れて、軽く混ぜて、ふつうにたくだけ。とっても簡単!
できあがると、部屋中にしょうがのさわやかな香りが広がります。
もしスーパーで新しょうがを見かけたら、しょうがご飯はいかがでしょうか。
今日は、これでおしまい。