あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

カンガルーのひみつ

仕事の関係で、どうぶつについて調べものをしました。いろいろ知らないことが出てくるので、こういう作業は楽しいです。
どうぶつのひみつをいろいろ調べるうちに、ぎょうてんの事実を発見しました。
それは、カンガルーの生態です。
カンガルーは、オーストラリア大陸あたりに生息するどうぶつです。メスのおなかにふくろ状のものがあり、そのなかで子育てを行います。
まあ、このあたりは、よく知られていることですが、すごいのは、その子育てのあり方なのです。
 
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▲うさぎみたいなカンガルー
 
カンガルーは環境に敏感で、「今の環境は、子育てに向かないな~」と感じると、オスは精子をつくらないそうです。
さらに、メスは、「今の環境は、子育てに向かないな~」と感じると、受精卵の細胞分裂をいったん止めることができるそうです。
つまり、妊娠をいったんストップできるらしいんです。しかも、環境がよくなると、細胞分裂を止めていた受精卵の分裂を再開し、子宮に着床させ、出産するんだとか。
便利すぎます。
人類は、カンガルーについて、もっと研究したほうがいいと思います。受精卵の細胞分裂をいったん止めるメカニズムを解明したら、不老不死の薬ができるんじゃないでしょうか。
 
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▲ぱんちしたりきっくしたり
 
カンガルーの妊娠期間はとても短く、受精後約1か月で子どもが生まれます。子どもの体長は1~2センチと小さく、後ろ足やしっぽはない状態です。
それでも、母乳だけで完全な姿に成長するそうです。カンガルーの母乳の力がはんぱでないと思います。
この夏のヒット映画「シン・ゴジラ」では、ゴジラは最も進化した生物ということになっていましたが、カンガルーもそうとう進化した生き物だと思いました。
今日は、これでおしまい。