あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

イカはいかすよ

イカを尊敬しています。
わたしがイカに興味をもったのは、最近です。
ふと、スーパーで売っているイカ「天然」とも「養殖」とも書いてないけど、どっちなんだろう? と疑問に思ったのです。
調べてみると、イカは、後ろ向きに高速で泳ぎ、水槽の壁に激突して死ぬので養殖はできないそうです(アオリイカの養殖は、一部で行われているようです)。また、イカを養殖できるような装置を作っても、単価がすごく高くなってしまうので、ビジネスとして成り立たないのだそうです。
つまり、売られているイカは、ほとんど天然ということ。
人にたやすく飼われないイカ、かっこいい!
ika.jpg
さて、イカといえば「すみをはく」動物です。
その「すみ」ですが、タコの場合は相手の目くらましになるように、最初からぶわぶわと広がるようにはくのですが、イカの場合は、「すみ」にねばりけがあるため、いったん紡錘形(ぼうすいけい)にまとまったあと、じわじわと広がるようになっています。これは、自分の形に似せた影のようなものを作り、相手の気をそちらに引きつけておいて、そのすきに自分が逃げるためなんだそうです。
なにそれ、かっこいい!
分身の術!
さらには、タコは「タコつぼ」に入ってしまうというように、ねぐらを決めますが、イカはねぐらを決めません。海がおうち! ダイオウホウズキイカにいたっては、ただ海中を漂っていて、近くにきた魚を取って食べます。省エネ!
イカは本当にかっこいいです。家紋にしたいくらいです。
ikamon.gif
▲いかもん
わたしが戦国武将なら、イカをあしらったかぶとをかぶったことでしょう。
kabuto.jpg
▲いかぶと
でも、こんなに尊敬していても食べてしまいます。イカはとってもおいしいですから。
今日は、これでおしまい。