あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

ネコの思いやり

盲目の犬の目の代わりをするネコの話を読んで、朝から号泣しました。
↓元記事だよ。カラパイアさんのサイトの記事になります。
(カラパイアによる)
ターベルは盲目で耳もよく聞こえない犬です。いっぽう、プディタットは、野良猫から家猫になったネコです。
プディタットは、ターベルが困っているのに気づいて目の代わりをするようになります。お散歩にさそったり、段差の移動を助けたり。
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犬とネコという種の違うものどうしですが、プディタットはターベルのことが好きなんだと思います。そして、関わらずにはいられなかったんだと思います。目が見えなくて困っているターベルの横で、自分だけ楽しくすごすことができなかったんだと思います。そして、ターベルと一緒にいることがプディタットにとって楽しいことなんだと思います。
このプディタットのした「ターベルといる」という選択に、わたしは号泣したのです。
ちょっと違う話です。
以前、近所の地域ネコのいるあたりに、ネコが捨ててあるのを見つけました。
そのネコは、ケージに入っていて、袋がかぶせてあり、
「このネコは病気です。だれか助けてあげてください。
あばれます注意」
と貼り紙がしてありました。
こういうとき、どうしたらいいか分からなかったのですが、夫が市役所にたずねてくれました。市役所の方は、ネコボランティアの方に連絡してくれるとのこと。
そうこう連絡を取っているうち、この病気のネコのまわりに、たくさんの地域ネコたちが集まってきたのでした。
どうやら、ネコたちには「病気のネコがいる」「困っているネコがいる」ということが分かるようでした。
ネコたちは、わたしたち夫婦のまわりを遠まきに歩き回りました。
(その子を、なんとかしてあげてよ!)
と言っているようでした。
そして、ボランティアの方が到着。病気のネコは、病院に連れて行ってもらうことになりました。
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わたしはそのとき、ネコもほかのネコの心配をするんだなあ、と思ったのでした。
ぞろぞろと集まってくるネコたちは、時々病気のネコのケージのにおいをかいだり、近くによって様子をうかがったりしていました。
みんな、うろうろと歩き回り、どうしたらいいか分からないけど、心配しているという様子だったのです。
ターベルとすごすプディタットのように、病気のネコのまわりをぐるぐる回るネコたちのように、「心配だな」「だいじょうぶかな」「何かしてあげたいな」という気持ちは、人間も自然にもっているものだと思います。
今日は、これでおしまい。