『ローン・レンジャー』楽しかったよ
映画『ローン・レンジャー』を観てきました。すごかった。サーカスみたいでした。
監督が『パイレーツ・オブ・カリビアン』のゴア・ヴァービンスキー、製作も同作のジェリー・ブラッカイマーですから、なるほど彼らの手にかかれば西部劇もこうなるのか、とうなずけるのですが、それにしても終盤、面白すぎます。
テーマ曲の「ウィリアムテル序曲」が鳴りはじめてからの、大がかりな列車の追いかけっこが大迫力&アイデア満載。うまく着地したときには、思わず拍手しそうになりました。
この『ローン・レンジャー』。黒いマスクを着け、白馬にまたがったローン・レンジャーがネイティブ・アメリカンの相棒トントとともに悪をこらしめるため活躍するというお話。もともとは1930年代に放送されたラジオドラマで、その後テレビドラマ化され、さらにはコミック化、映画化とメディアを問わず人気を博してきた作品なのですが、そういえば、昔『ローン・レンジャー』ってアメリカ産のアニメをすごく楽しみに見ていたのを思い出しました。
でも、キャラクターがあまりに違っていて、あの『ローン・レンジャー』の映画化だとは最後まで気がつきませんでした。
終わりに「ハイヨー、シルバー!」ってローン・レンジャーが叫んだときに「あれ?」と気づいたくらいです。ローン・レンジャーもトントもかなりコメディっぽく仕上がっております。トントのほうが主役みたいだし。
ネットを見回しますと、けっこう酷評が多くてびっくり。
へえー、やっぱりみんなと意見が合わないや、と思いました。特に映画通の人と。
映画は楽しいもののはずなのに、どうして楽しいとだめなんだろうね?
意味がないとだめ、品がないとだめ、ってことなんでしょうか。
楽しい映画って、映画の正しいあり方だと思うのですが。サーカスみたいな映画って、最高じゃんって思います。
今日は、これでおしまい。