あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

電車のなかで受け取ったもの

仲間うちで集まる機会があり、ゲストとしてある詩人をお招きした

わたしはその方と帰りの電車が一緒になり、ふたりきりでお話しすることができた

わたしはある俳人のことを話しており、

その人の気持ちを考えているうちに涙が浮かんだ

すると、その詩人の目にも涙が浮かんだ

わたしたちはお互いの涙を見ないようにして

話を続けた

素直に自分の気持ちをさらして、相手の気持ちも受け取るような

そんな感触があった

大学生のころには、こんなことあった気もするけど

それは、すっかり忘れていた感触だった

感受性の強い人に触れると、自分の感受性も影響を受けるんだろうか

とても大切なものを受け取ったような気がする

今日は、これでおしまい