かぐや姫の物語を見た
スタジオジブリのアニメ映画「かぐや姫の物語」を見てきました~。
こちら、「竹取物語」をモチーフにした、竹から生まれた女の子の成長物語ですが、なんといっても「かぐや姫」の人物造形がすごい。よくこれだけ肉づけしたなと思うほど、血やこころを感じる姫に仕上がっているのでした。
また、挿入歌がこころにしみて、泣けます。
最近、見る映画がみんなよくって、興奮&泣かされてばかりです。
以下、少々ネタバレの内容になります。
中盤、かぐや姫が石作皇子(いしつくりのみこ)から「ここではないどこかへふたりで行きましょう」と口説かれるシーンがあるのです。
かぐや姫は自分が望んでここにいるわけではないことに気づき、震えるほどに心揺れます。
疲れたとき、自分の手に余る状況に立たされたとき、問題があるのに何の解決も見出せないとき、やるべきことを行えていないとき、面白いと思えない時間がゆっくり流れて行くとき…
「ここでないどこかへ行きたい」
という気持ちは、ふっとこころに浮かびます。
現実逃避とも思えるこの言葉ですが、わたしはなぜか、今回このセリフを聞いたとき、人は成長したいという気持ちをもっているからこういうことを考えるんじゃないのかなーと思ったのでした。
映画の内容とは全然関係のない感想なんですが…。
この作品は、地井武男(ちいたけお)さんの遺作でもあるそうです。
テレビで親しんでいた人が亡くなってしまうのは、さびしいですね。
つつしんで、ご冥福をお祈りします。
今日は、これでおしまい。

