あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

ネコ語とヒト語

買い物がてらお散歩をしておりますと、頭上から、
「ニャーニャー! ニャーニャー!」
とネコの鳴き声が聞こえてまいりました。
見上げてみますと、そこには、木の葉っぱの間から、いっぴきのネコが顔をのぞかせておりました。
(こ、これは、チェシャ猫!)
と、わたしは不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫のことを思い浮かべたのでした。
nyaaan.jpg
木に登ったものの、下りられなくなったのかなあ? と思い、
「下りられないの?」
と、聞いてみましたが、
「ニャ~ウ~(訳:ち~が~う)」
と不満そうな声を出します。そして、しきりにニャー! ニャー! と鳴き続けています。
わたしは、
「このへんなら、下りるのにいいんじゃない?」
と言って、フェンスの上を指さしたりしましたが、
「ニャ~ウ~(訳:ち~が~う)」
とまた、不満そうな声です。
そのネコの気持ちが全然わかりませんでしたので、
「元気でね、ばいばい」
と、その場を去りました。
しかし、歩いているうちに、
(もしかして、木登りしたのを、ほめてほしかったのかな~?)
と思いました。それが正解か分かりませんけど。
木の葉っぱの間から、顔だけ出して鳴くなんて、かわいすぎます。
ネコは、わたしのヒト語を理解していたみたいですけど、わたしは、ネコ語の勉強がまだまだ足りないようです。
今日は、これでおしまい。