あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

ふしぎな言葉たち

母からときどき、レシピのメモをもらうことがあります。
そのメモに、
「なすは、ソテでもおいしいよ」
「パプリカは、ピックルスにしてもいいよ」
とか書いてあって、おもしろいのです。
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「ソテー」が「ソテ」になったり、「ピクルス」が「ピックルス」になったりするのは、きっと、口で言っている発音をそのまま紙に書くからじゃないかと思うのですが、「そのまま感」がたまりません。
それとは全然べつの話なのですが、中国料理のメニューで
「チャハーン」(チャーハン)
「ブロコリッ」(ブロッコリー
とか記号の使い方がよくつかめないまま書いてあるメニューも楽しいのです。
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またまたべつの話なのですが、宮澤賢治の物語には、
「ずいぶん眼にあっている。みんなで出て来て助けてくれ。」(オツベルと象
「クリームをぬれというのはどういうんだ。」注文の多い料理店
など、何かつまったような、はぶいたような、ふしぎな言い回しがあります。これも、読んでいてちょっとつまずいたような感触がたのしいのです。
こんなことを見つけて、楽しくすごしています。
今日は、これでおしまい。