大きな落ち葉を見つけたら
今年は、ずいぶん紅葉(もみじ)の葉がきれいに赤くなってますね。
寒くなるのが早かったからでしょうか。
▲写真はイメージです
この時期は、散歩するのがとても楽しいです。
木の葉が落ちて風景はどんどん変化し、足元は落ち葉が乾いてカサカサと軽い音をたてます。
落ち葉はさびしいイメージでとらえられがちだけど、わたしは明るいイメージをもっています。
先日、大きな葉が落ちていたので、
「あっ、朴落葉(ほおおちば)だ!」
と思って朴(ほお)の木をさがしました。ほとんど散って、あたりは大きな落ち葉だらけ。
朴の葉は、ほんとうに大きくて「ありがたみ」のようなものを感じます。
わたしは「ありがたいなー、大きくておもしろいなー」と思って、朴の落ち葉をながめるのが好きなのです。
飛騨(ひだ)高山地方では、朴葉にお味噌をのせて、山菜・きのこをからめる、または肉・野菜を焼く「朴葉味噌」という料理がありますが、食べ物をのせたくなる気持ちはすごくよく分かります。
わたしは落ち葉を踏んで音がするのを楽しむのが好きですが、朴の落ち葉は、とても恐れ多くて踏めない感じです。
踏んではいけないもののオーラを感じます。
落ち葉の王様って感じでしょうか。
もうイチョウが散り始めたので、落葉もあと少しで終わりです。
毎日の風景を楽しみたいと思います。
今日は、これでおしまい。