あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

飛行機が飛ばなくなる日

おしゃれ眼鏡っていうのは、なんでこう、軟弱にできてるんでしょうか。 プラスチックの、長方形ぽっかったり楕円ぽかったりする、あの眼鏡です。 すぐに耳にかけるところが広がるし、鼻のところに落ちてくるようになるし、温度の変化で変形するし、ねじはゆるむし、プラスチックのくせに値段は高いし、 あんた、おしゃれなだけじゃん!! って言いたくなります。 何度買いなおしてもいいのが買えないので、もう次は金属のふちのまじめっ子眼鏡を買おうと思います。 さて、数千円で買えるおしゃれ眼鏡の流行に、まっこうから対抗するのが、伝統の眼鏡業界です。それは福井県にある眼鏡メーカーらしいのですが、社長さんが 眼鏡は医療器具なんだから、安くておしゃれであればいいという観点ではなく、われわれは精度の高いものをつくるという姿勢でやっていく ということをテレビでおっしゃっているのを見たことがあります。わたしは、この社長の会社のつくっている眼鏡が買いたいです。 hikokigumo.jpg 最近、飛行機もよく壊れますし、車のリコールも跡をたちませんし、どうも日本人というか日本のメーカーは正確なもの、精度の高いものをつくる技術が少しずつ落ちているんじゃないのかなあと思います。 このままいけば、いつか、飛行機が飛ばせなくなる時代がやってくるかもしれません。 そのまえには、 「とうとうこれが、日本で飛んでいる最後の飛行機」 みたいなシチュエーションがあり、その最後の1台を使って、日本人は同時に起こったふたつの事件、総理大臣を救うか、美少女を救うかという2択を迫られ、さあ、どうする!? となったとき、天才数学者と詐欺師が現れて、なんと見事にどちらも解決!!……みたいな妄想が始まってしまいます。 日本人は、手先が器用なんだから、もう機械とか大量生産とかばかりに頼らずに、器用さを極めたほうがいいと思います。 かなり話はずれます。わたしは近ごろ電子レンジなしの生活をしているのですが、冷蔵庫に入れてあったご飯を温めるとき、お茶碗に移して水をはったお鍋で蒸すようにしています。 で、そのあっちっちのお茶碗をどう取り上げるのか、という問題が起こるのですが、なんと、おたまを使って、斜めにすくい上げるという技術を体得したのです。 otama.jpg ときどき中国の山奥のほうで、なんでこんなことできるの!? って技を身につけている人とかいますが、あれって、自然に、こうすればいいんじゃない?っていうのをやってみたらできた、っていう簡単なことなんじゃないかと思います。 もうね、自分たちの手先の器用さを信じて、進もう、日本!! 今日は、これでおしまい。 *危険ですから、おたまでお茶碗をすくうのはまねしないでください。